高品質な素材をお届けすることが、クラレの使命です。
わたしたちは、経営者の発信する品質方針のもと、社員一丸となって「世界の標準となる製品」を目指して生産に取り組んでいます。
わたしたちの生産する製品を、お客様の満足のいく世界標準となる品質にするため、約20グループの小集団に分かれて改善活動を活発に行っています。
「もっと品質レベルを上げるにはどうすべきか?」、「もう無駄はないのか?」といった、率直な疑問をそのまま活動テーマに取り上げ、解決するまで徹底して取り組んでいます。
生産現場における課題は品質トラブル、設備トラブルなどの解消ですが、すべての答えは生産現場にあります。
安定した品質の製品を供給するために、生産ラインの現場観察を生産部門だけでなく、開発部門や設備部門と一緒に行っています。
問題がどの箇所(設備)で、どのような現象(状態)で発生しているのか、全員で現場を確認することで、条件変更や設備改善など効率的な対応が即座にでき、品質向上へつながっています。
最終的に品質を管理、向上させるのは、やはり「人」です。私たちは生産現場の品質管理技術の継承、能力向上に取り組んでいます。
生産現場におけるOJTはもちろんのこと、担当外の例えば品質検査や設備保全の作業習得などを行い、生産工程内の品質検査、設備管理を強化しています。さらに、外部教育や改善研修へ参加することで問題点の早期発見、早期解決のスキルアップを図っています。
私たちはこれまで当たり前のように行ってきた作業に目をむけ、「なぜこの作業があるのか?」、「なぜこのやり方でなければならないのか?」から改善の糸口を見つけ出しています。
作業の本質を見極めることで、無駄な作業の排除、方法や動線の変更を行い、作業の効率化と作業者のスキルアップに効果を上げています。作業改善により、より良いものをより低コストで生産することを目指しています。
品質マネジメントシステムを効率よく機能させることで、自然と品質が向上する仕組みをつくって運用しています。
ISOのための活動ではなく、ISOを活用することが目的です。
原料受入から製品梱包までの各製造ラインでは、数百項目におよぶ工程管理によって生産され、その監視・測定を通過した製品だけが最終検査に進み判別されます。合格した製品だけを出荷します。
梱包された製品には、品目・ロット番号等が記載されたラベルが貼り付けされ、問い合わせ等はこのラベルで行われます。ラベルから読み取った品目・ロット番号は、製造工程で管理されている記録によって、いつ・どこで生産され出荷されたものか分かるように識別されています。