ポリエステルは水の影響を受けにくく、ぬれても殆ど強さが変わりません。下の表にあるように他繊維は乾燥時と比較して、湿潤時の強度が低下しているのですが、ポリエステルは湿潤時でも乾湿時と同じ強力を保持しています。
繊維 | 引張強力(cN/dtex) | 公定水分率(※1) (%) |
|
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乾燥 | 湿潤 | ||
ポリエステル | 4.1~5.7 | 4.1~5.7 | 0.4 |
アクリル | 2.2~4.4 | 1.8~4.0 | 2.0 |
ナイロン | 4.0~6.6 | 3.3~5.7 | 4.5 |
レーヨン | 2.2~2.7 | 1.2~1.8 | 11.0 |
※1 繊維に含まれる水分は、その日の気温、湿度等によって異なりますが、 もっとも通常に近い水分率を公定水分率といいます。
日本化学繊維協会「繊維ハンドブック」より