ピタッと貼れて、ハサミを使わず手で切れて、キレイにはがせるマスキングテープ。そこにはビニロンの特長を活かした秘密が隠されています。
マスキングテープとは、塗装の際に塗りたくない部分や塗料の付着を防止するために、仮に貼り付けて使用するテープのことです。ビニロン紙に樹脂を含浸させたものがマスキングテープの基材として用いられており、自動車や建築物等の塗装の際に用いられています。
マスキングテープの基材は殆どの場合、縦裂け、層間での剥がれ、塗料の染み込みなどを防ぐために、樹脂を含浸させています。そこで、ビニロン紙の”樹脂との馴染みがいい”という特長が活かされるわけです。