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HOME > 製品の活躍事例 > 用途別でさがす:マスキングテープ

マスキングテープ

ピタッと貼れて、ハサミを使わず手で切れて、キレイにはがせるマスキングテープ。そこにはビニロンの特長を活かした秘密が隠されています。


解説

マスキングテープとは?

マスキングテープとは、塗装の際に塗りたくない部分や塗料の付着を防止するために、仮に貼り付けて使用するテープのことです。ビニロン紙に樹脂を含浸させたものがマスキングテープの基材として用いられており、自動車や建築物等の塗装の際に用いられています。

何故ビニロンの紙が使われているの?
ゴム・セメント・樹脂などとの馴染みのよさ

マスキングテープの基材は殆どの場合、縦裂け、層間での剥がれ、塗料の染み込みなどを防ぐために、樹脂を含浸させています。そこで、ビニロン紙の”樹脂との馴染みがいい”という特長が活かされるわけです。

紙の強さ(バインダー繊維としての機能)
ビニロンバインダー繊維とビニロン主体繊維とは、同じビニロン同士なので非常に相性がよく、しっかりと接着して強い紙を作ることができます。その”紙の強さ”がマスキングテープ用途では以下のような特長を発揮します。

固さ
ビニロン紙はパリッとしていてコシのある紙なので、カッターを使わなくても、手で切ることができます。

薄さ
ビニロン紙はしっかりとしているので、1m2あたり約20-30gといったように薄く仕上げることもできます。この薄さを利用して、凹凸面にも隙間無く貼り付けることができ、塗料が接着面に入り込むことなく、キレイに塗装することができるのです。

層と層の間のくっつき(層間剥離強度)
ビニロン紙は繊維同士がしっかり接着し合って出来ているため、紙の層と層の間がしっかり接着しており、層間での分裂が発生し難いです。そのため、剥がし跡を残しにくく、キレイに剥がすことができます。

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